愛の価値を証明:愛を語る数学
僕は愛を証明してみようと思う(恋愛工学)
正直、恋愛工学は愛を求めるものではなく、単に女性を消費対象と見なして、効用を最大化する事ばかりにフォーカスしているので個人的には好きじゃないです。
でも、同じく科学を恋愛に適用してみようシリーズでも下記ウェブサイトのTEDトークは非常に面白かったのでブログに書いてみる。
内容要約:恋愛に数学モデルを適用して、恋愛に関する以下3つの問いの最適解を導き出してみましょうというもの
問1:ネット婚活サイトでの容姿と貰えるメッセージ数の関係
解:同じ評価点数でも、隣の美人なお姉さん(万人受け)ではなく、街であった個性的な彼女(人によって評価が分かれる)方がもらえるイイね数は多くなる
⇒自分をさらけ出してマニアック受けを狙いましょう
問2:20歳~35歳までに10人と付き合うとすれば、何人目と結婚するのが最も満足度が高いのか
解:4人目以降で、過去付き合った中で一番素敵だった人。
⇒例えば、100回ランダムに数字が割り当てられる中で最適解を選ぶとき、最初の37%は様子見をして、その後は過去の最大値をピックアップするのが数学的な最適解だと証明されているものを恋愛に応用したもの。
※これについては、ちょっと個人的に疑義がある。上記公式では、20歳~35歳における自分の価値の変化が考慮されていない。恋愛は最終的には同価値の相手同士でくっつく傾向があり、15年の歳月で自己の価値が変化するという前提を置けば、この数学の法則は当てはまらない。
ただ、逆に1年間で結果を出す婚活なんかだと結構有効に機能するモデルではなかろうか。
問3:離婚するカップルとそうじゃないカップルの違いは?
解:お互いにポジティブな影響を与えられるか、そうじゃないか。
⇒妥協や、細かい点に目をつぶり、お互いに干渉をなるべくしないようにするのが上手くいく結婚と思われがち。しかしながら、研究結果では逆で、何事も話し合い、細かい不満を一つ一つ解決して不満をため込まず、お互い常にポジティブな影響を与えあおうと努力するカップルが長続きするという結果に。
※上記を見て、興味がある人はぜひ動画を見てください。20分未満の短いものです。
婚活に応用できるかを考えてみる
上記の問いと解は全て示唆に富んでいて、色々と応用できそうな気がします。
問①については、ネット婚活の釣書ってマイナスを作らないことが肝だとよく言われるけど、あえて好みが分かれるようなものにしてニッチ市場を狙ってみるとか。
問②についても、期間と相手の人数を定め、例えば付き合う事が可能な男性を10人作ると目標を決めたうえで、37%の法則を使えば一応の最適解を得られる。
(勿論、思ったような相手が見つからず、どうしても満足度が独身>結婚となってしまう場合は婚活市場からの撤退が必要だけど)
問③については、何でもちゃんと話し合い、二人で解を導き出せる関係を作れるというのを、やっぱり結婚する相手の条件に加えなければならないという当たり前の結論に行きつく。
うーん、結構どの法則もそれなりに説得力と納得性があって面白い。
自分でもあほだなぁと思いながらも、こういう真面目に不真面目な事を分析するのってなんでこんなに楽しいんだろう。(*´ω`)
アラサー男、30にして結婚の志を立てる。妖怪男ペペ、人間になる
アラサー男性は、どのようにして結婚をしようと決心するのか。
妙齢の彼氏がいる女性にとっては結構深刻な問題ですよね。
今回は、私が結婚をしようと思った過程について書いてみたいと思います。
私も、アラサー男性によくある例に漏れず、つい最近までは結婚願望はほとんどありませんでした。
過去に20代で留学するまでに、合計4人の女性から結婚をお願いされましたが、結局決めきれず別れてきました。
実は、そのうち2人とは相手からのプレッシャーに負けて「いいよ、結婚しようか」なんて事を言ってプチ婚約状態になったこともあります。
ただ、実際は結婚の腹落ちも覚悟も無く、まぁ最悪バツ1になってもいいかなんて中途半端な煮え切らない考え。
でも、最後はそんな私の自分勝手な想いに気づいた女性の方から去っていってしまいました。寂しくはありましたが、どこかホッとしてしまった事を覚えています。
そんな私が、結婚をしようと志を立てた理由。
それは、一言でいうと「自分の為に生きることに飽きてしまったから」。
それならこれからは、他人のために生きてみっぺーと思ったことがきっかけです。
以下、少し長い自分語りになりますが、どうぞご容赦ください。
1:自分×自分×自分だった20代
私は20代のころ、自分大好き、かつ色んなものをこじらせてしまっていた非常に面倒くさい人間でした。
過去の複雑な家庭環境もあって、捻くれていてコンプレックスと自意識の塊。
その癖にやたら承認欲求が高く、それでいて人を見下しまくるどうしようもない人間でした。
そんな自分の劣等感を、優秀なエリートビジネスマンという鎧を着ることで誤魔化し、そして、その鎧を真実にするために、病的なまでに仕事にのめり込んでいきました。
当時の少しモラハラ的な上司(今から思えばですが)から無茶な要求をされては、自分が必要とされていることに快感を覚え、承認欲求を満たす為に、必死になって無茶ぶりに答え、その為に生活の全てを仕事優先で最適化していくようになっていきました。
人間関係も自分にプラスになるかどうかだけで判断し、プラスにならないと思えば簡単に切って「つまらない人」と相手を自分勝手に見下し、役に立たないと判断した人には自分でも恐ろしくなるほど冷酷に振る舞うことも出来ました。
(そんな自分と今でも付き合ってくれている親友たちには本当に感謝してます・・・)
私が敬愛して止まないぱぷりこさんのブログにコンサル男の9割は金持ってるモラハラですよ - 妖怪男ウォッチというのがありますが、正に自分も当時はこんな感じだったなぁと。
この記事を読んだときは、当時の自分を思い出して、恥ずかしく、やりきれない気分になって壁に頭をガンガン打ち付けたくなりましたね~(=_=)
まぁ、そんなこんなで最低な生活でしたが、仕事をするために生活のすべてを最適化していたので、実績は出せましたし、それに伴って収入も上がり、役職も付き、段々とコンプレックスは無くなっていく事となります。
でも、次第に優秀なエリートビジネスマンというのが鎧ではなく真実になってきたとき、ある時急にモチベーションが沸かなくなってしまいました。
燃え尽き症候群かとも思ったのですが、そうじゃなくて多分、当時のエネルギーの源泉だった歪んだコンプレックスがなくなってしまったんだろうなぁと今では思ってます。
それで、元々あんまりお金にも地位にも興味はなかったし、お金を使う暇も無かったので貯金は結構あったし、第二のモラトリアムでもしようかということで海外大学院(MBA)に留学する事にしました。
2:こうして妖怪男ペペは人間に転生した
留学してからは、仕事×仕事×仕事だった窮屈な人生もいったん休憩し、第二のモラトリアム満喫すっぞー!!と勉強もそこそこに遊びほうけるようになります。
また、学校の利害関係のない友人ってのは良いもので、もう鎧を着る必要もなく、素の自分で付き合っている内に、歪んだ自意識や過剰な承認欲求というのも段々と無くなっていきます。
加えて、海外特有のほめまくる文化で、ペペはすっごいね!今度のプロジェクト一緒にチーム組んでよ!なんて素直な悪意のない褒め言葉に囲まれる内に、やっと素直に「ありがとう」と感謝の気持ちを言えるようになりました。
学生の良いところって、なんと言っても時間が有り余っているところですよね。
長い休みには、モラトリアム恒例の自分探しの一人旅なんかをして、時には過去の自分を振り返ったりしてました。
何度も自己嫌悪から壁に頭を打ち付けたくなりながらも、一つ一つ自分の良いところ・悪いところを認知していき、徐々にではありますが、素直に自己を認知し、肯定出来るようになっていきました。
そうやって、晴れて妖怪男からようやく普通の人間に転生することが出来たのですが、そんな時、唐突に「もうやりたいことはやったし、別にいつ死んでもいいや」という悟り状態に陥ります。
といっても、別に生きる気力がなくなって自殺願望が出てきたとかそんなんじゃなくて、単純に自分の人生に満足しちゃって、欲というものがあんまり沸かなくなった感じです。
今急に死んだとしても、それはそれでまぁいいかぁ~みたいな状態。
3:自分の人生の使い道
上記悟り状態が続くうちに、やっぱり、これまでの自分のエネルギー源って、コンプレックスだったり高い承認欲求だったんだと気づかされました。
それが満たされた後に、自分の人生これからどう生きていこうってのを、すっごく青臭いですが、改めて真剣に考えてみました。
そして出た結論が、「これからは、自分の為でなく他人の為に人生を使おう」でした。
自分でも、凄く陳腐でナイーブな考えだなぁと思う一方で、捻くれて世の中斜めに見ている自分がこの結論を出せたことは凄く感慨深かいものもありました。
人間なんで、また想いが変わることもあるでしょうが、この時、この結論を出せたことは覚えておきたいし、そんな自分の想いは大事にしたいと思っています。
ただ、自分のリソースは限られているし、聖人君子でもないので全ての人類の為になんてスケールの大きいことはまだ思えません。
なのでせめて、自分が大切にしたいと思える人を本当に大事にして生きていこうと決意しました。
まさに、「男30にして志を立てる」ですね。惑わなくなるまではまだまだ修行が必要ですが、この立てた志は自分でも誇りにおもっているし、大事にしていきたいと思っています。
ここでやっと本稿の結論に至るのですが、この新たな人生の第一歩は、自分の一番大切な人、すなわち家族を作ることだと思いました。
結婚して家族を作って、子供が出来て、その子供が願わくば他人を大切にしようと思ってくれる人間に育って、また子供が結婚して想いの輪が広がっていったら、こんな素敵な事はないじゃないですか。
余談ですが、この決意をした後、仕事についても自分やお金の為にという優先順位を下げました。
稼げるかどうか、自分のキャリアにとってプラスになるかではなく、この仕事は他人の為になっているかどうかを考えるようになりました。
今、仕事をするさいには、これを優先順位一番の評価軸にしています。
そんなこんなで、このストーリーは完結です。
まだまだ、人間が出来ていないので惑うことも多いですが、これからも精進していきたいなぁと思っています。
以上、リアルではこんな自分語りを人に語りだしたら単なる痛い人(w)になってしまうので、ここに吐き出させていただきました。
最後まで退屈な自分語りにお付き合いいただいた方、どうもありがとうございました。
感謝しております。
人生は、縁と運とタイミング。
皆様に幸多からん事を願っております!
人事のプロだったらどうやって婚活面接をするんだろう
何回やっても何回やっても決められないよー(エアーマンが倒せないより)
ということで、今回は婚活の肝である面接についてです。
婚活面接を人事面接の視点で見て、どうやったら効果的に相手を見極められるのかについて考えてみたいと思います。
1:人事の見極める能力ってぶっちゃけどんなもんなの?
企業の採用面接において人事の見極め力は、ぶっちゃけどの程度のものなのか?
一般的に、採用した人が期待通りの能力を持っている確率は50%程度、トップクラスの人事でも70%程度と言われています。(MBA時代のケースを引っ張り出して読みながら)
逆に言うと、人を見るプロが判断しても、3~5割程度の確率ではずれを引いてしまう。いわんや、凡人をや。
なので、相手が期待通りの人かどうかについては、凡人が直感や本能で判断したら半分以上の確率で外れるという認識を持つべきだと思います。
そうなると、我々凡人が人の見極めをしようとした場合、何らかの武器を持つ必要があります。
2:コンピテンシ―面接とは?
私が武器としてよく使うのは、コンピテンシ―面接と呼ばれる手法です。
ざっくり書くと、曖昧に総合的に判断すのではなく、希望する特性・属性を持っているかどうかに絞って確認をしていくという手法です。
例えば、婚活でよくある「ありがとう、ごめんなさいが言える人」というのが分かり易い例ですね。
これは、相手を思いやれる特性を持っているかどうかを、素直に「ありがとう、ごめんなさい」が言えるかどうかで判断しようとするものです。
私の場合は結婚相手には「自立した大人の女性」、「目的意識をもって努力できる人」という特性を持っていてほしいと思っています。
なので、「自立した女性なら」、「目的意識を持っている人なら」こんな時どうするだろうという焦点を絞って観察するようにしています。
上記に関連するエピソードが話題に上がったら、失礼にならない程度に深堀して聞いていきます。
そういう風にしてから、「すっごく楽しかったけど、何となく合わないんだよなぁ」みたいな曖昧な感想で評価する事がなくなったので、個人的には結構使える武器だなぁと思ってます。
3:相手との距離感を意識する
ただ、そうは言ってもいきなり人事面接のように質問攻めにするわけにも行かないし、ある程度距離感を縮めなければ相手も本音を語ってくれません。
なんで、私は一回目のデートでは、とにかく親近感と信頼感を醸成することのみに集中することにしてます。
徹底的に共感モードになって、相手と自分の感情を合わせることに集中します。
また、自分の話も相手が共感しやすい話を慎重に選びます。
絶対に批判的な意見は言いませんし、過度な自分語りも避けます。
そして、ある程度仲良くなってから初めて、お酒でも飲みながら「○○についてどう思います?」と色々な話を振ってみることにしています。
まとめ:目的と戦略を持って挑む
本稿のまとめとしては以下の通りです。
・人を見るプロである人事でも3~5割程度は見誤る
・凡人は人を見る際に何らかの武器(例えばコンピテンシ―面接)を持つべき
・いきなり面接は失礼なので、まずは距離感を縮めてから
何事に対しても、無策で挑むのと戦略をもって挑むのとでは、やっぱり結果には雲泥の差が出ると思います。
女性に流行りの「ルールズ」なんかも、「愛してくれているかどうか」を図る一つのコンピテンシ―面接モデルと捉えれば、よくできた戦略だなぁと思います。
(個人的には、その時に愛されているか否かを図るだけでは、その後の関係持続性を保てないのであんまり好きじゃないですが、結婚だけを目的にしているのならば最適戦略の一つかも)
余談ですが、人事のプロを自認する、とある人材コンサルの方は、自社の採用をする際に少なくとも10回以上、しかも出来る限り複数人で面接をするようにしているそうです。
理由を聞いてみたら、人事のプロだからこそ、人間の見極め力には限界があることを知り尽くしているからだそうです。
だから、自分の主観バイアスを避けるためになるべく複数人で面接する。
そして、自分が間違っていたなら、それはそれでしょうがないと後悔しないレベルまで面接を重ねるんだと仰っていたのが凄く印象に残っています。
私も自分が後悔しないような意思決定をしたいもんです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。