ストレスを味方につけ、力に変える
私は周りから見たら何時も飄々としており、ストレスフリーに人生送っているように見えるらしい。
しかしながら、実はかなり緊張しいで重要な面談やプレゼン前なんかはいつもストレスで胃が痛くなるタイプ。
良いストレスの対処法が無いかなぁと、食事療法・運動・ヨガ・瞑想などいろいろと試してきました。
でも、どれも効果はイマイチで、今でもしょっちゅう胃が痛くなる日々との闘い。
そんな中、目から鱗の発見をくれた素晴らしい本に出会ったのでブログに書きます。
「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」
ケリーマクゴニガル著
1.ストレスを味方につける
この本のメッセージを一言で書くと、
「ストレスは捉え方によって、力にもなるし害にもなる」というもの。
巷に溢れるストレスマネジメント本では、「ストレスは害」という前提条件に立ったうえで如何にストレスを避けるか、または緩和するかに焦点が置かれています。
しかし、この本の中で著者は全く逆で、如何にストレスを利用するかについて焦点が置かれています。
「ストレス反応とは人間にとって必要なものなのです。ただ、捉え方によって毒にもなるし薬にもなる。ストレスに関する認識を変えることでストレスを味方につけ、力にすることが出来る。そして、人生がもっと素晴らしくなります」というのを、豊富な科学的研究・根拠・事例を交えながら教えてくれます。
これって、最近自分が感じている個人的体験や直感とも重なる部分が多く、書かれているメッセージがストンと腹落ちしました。
ここでは、これ以上本の内容について語ることはしませんが、興味のある方は本のエッセンスを以下のTEDトークで著者が語っていますので是非ご覧ください。
2.宗教とストレスマネジメント
常々、宗教を持っている人達って強いよなぁと思っていました。
彼らは、自分の中に絶対的な価値観を持ち、ブレないし惑わない。
「神は、越えられない試練を人には与えない」と言い、困難な事項にもめげずに前向きに挑んでいく。
そして、苦労を分かち合い、幸せを共有してくれる強い絆で結ばれた仲間たちがいる。
実はこれらの要素って、本の中でストレスを味方につけるために必要なマインドセットと全く同じだったりします。
この本を読んで改めて、宗教って幸福のための哲学・科学であり、人々をより良い人生にする事に貢献していたんだなぁと考えさせられてしまいました。
中には、人を利用したり搾取したりするとんでもない宗教団体もあるけれど、純粋に人の幸せを願って教えられる宗教は、これまでの歴史の中でたくさんの人類を幸せにしてきたのだなぁと思うと、創始者たちのスケールの大きさに感動すら覚える。
(一方で、時には暴走したり対立したりしてとんでもなく人を不幸にした面があるのも確かだけど)
何にしろ、色んな示唆に富んでいて、内容も面白い本なんで、ストレス対処法に悩まれている方は是非ご一読を(*´ω`)