アラサー男 30にして志を立てる

真面目に不真面目なことを考えるのってなんでこんな楽しいんだろう。

ビジネスと男女関係のアナロジー:お金の匂いと”男”の感じさせ方

あの人からは金のにおいがしないから、一緒にビジネスをしない。

結構聞くセリフですし、自分も「金の匂い」というフレーズを使いながらも、今一意味を理解せず使っていたり。

 

ビジネスをする上で、これを露骨に見せるのは下品ですが、全く感じられないと一緒にビジネスをしようとも思えない。

これって、一見シンプルなようでいて実は結構難しい要素です。

 

今回は、「金の匂い」を「男女関係」というアナロジーで考えてみたら、ストンと腹落ちしたという話。

 

1.金の匂いがしない≒あの人には男(女)を感じない

                                       

巷では、草食系だとか言われて「あの人には男を感じない。友達ならいいけど恋人として付き合うのはちょっとな」なんて結構聞くセリフですよね。

 

これと金の匂いがする・しないって、かなり近いものがあるんじゃないかと思います。

露骨に見せられると引いてしまうけれど、全く感じられないのも物足りない。

見せる時・見せない時を考えて、TPOをわきまえて、たまに見せるギャップで感じさせるのが効果的。さりげなさのオブラートに包んで、ふとした時に意識させる。

 

フェロモン全開な”The男(女)”が好きな人もいれば、クールで理知的な眼鏡の奥に”男(女)”を感じたい人も。

どれだけ”男”っぽく感じたいかについては、個人の好みによって分かれるので、相手のタイプを分析して効果的な演出方法を考える。

 

うーん、考えれば考えるほど類似性が見えてくる不思議。

 

2.女性を口説くのとお客さんを口説くのは大体一緒

                                       

女も口説けないやつに営業は出来ないとよく言われます。

これは、一つの真実だと思うのですが、これも金の匂いがする・しないと一緒だなぁと。

 

男女関係の最初のクロージングを考えるならば、とりあえずはお付き合いを始めるという所でしょうか?(うぶですみません)

 

クロージングに持っていくために必要なのは、大きく分けて、①付き合った後のメリット・ビジョン②大義名分(分かり易い理由)③精神的な相性等のフィーリングの3つかなと思います。

 

一方でビジネスでの最初のクロージングは当然契約という事になるのですが、これについても必要な要素は全く同じだと思います。

 

当然、クロージングした後の次なる目標は男女であれば男女関係、ビジネスであればお金儲けです。

クロージングするためには、この次なる目標をどれだけ相手に不快感を抱かせず意識させ、相手に想像させるかが重要かなと思ってます。

 

3.男女関係とビジネス関係のアナロジー

                                       

私のビジネスでの信条は、Honesty&Integrityだったりします。

当然、相手にも同じものを求めたいですし、ビジネスでは金儲けだけが目的の顧客とは良い関係を築こうとは思いません。

その影響かどうかはわかりませんが、ビジネスって不思議なもので、お客様は鏡というか、自分がある信条をもってやっていると、似たような人たちがお客さんになっていくものですよね。

 

お金の匂いって話で考えると、勿論ビジネスなのでお金儲けは考えますが、これを第一目的には絶対にしないという所でしょうか。だから、どれだけ一見儲かりそうな話で、お金の匂いがプンプンしても、この人とは信頼関係をもってビジネス出来ないなと思ったら断ります。

でも逆に、全くお金儲けを考えていない慈善事業家の話も断ります。お金を儲けられないビジネスは絶対に長続きしませんから。

 

これって、よくよく考えてみれば男女関係でも全く一緒だったなぁと。

露骨に”女”を感じさせる女性は、どれだけ魅力的でも嫌厭するし、逆に全く男女関係を意識させない相手も、友達としては良いけど口説いて付き合いたいとは思わなかったなぁと。

 

なんて風に男女関係に置き換えて色々と考えてみたら、お金の匂いがする・しないってのを深く理解できた気になる。

 

最近、やらしくなくお金の匂いを持つにはどうしたら良いのかなぁってことに悩んでいたので、方法論が見えてきてちょっと個人的に嬉しかったのです。

 

好きなあの子を一生懸命口説く気分で、過程を楽しみながら、お客さんとじっくり人間として向き合って、関係を作っていきながら口説いていけばいいのだ。