アラサー男 30にして志を立てる

真面目に不真面目なことを考えるのってなんでこんな楽しいんだろう。

憧れの君:ハーバードMBA留学記

同窓会の関係で実家に帰り、折角なので物置の整理をする。

置いているものって、ほぼ本なのですが、整理をしている中で、ふと一冊の本が目に留まる。

 

1.憧れの人との再会

                                        

「ハーバードMBA留学記:岩瀬大輔

岩瀬氏の簡単な経歴:コンサルティングファーム、PEファームを渡り歩いた後、ハーバードMBAへ留学。卒業後、ライフネット生命を創業された、私から見れば天上人のような凄い方。

 

この本は元々、彼が留学時代に書かれていたブログが本になっているのですが、私はその当時大学生で、リアルタイムでブログを見ていました。

当時の憧れの人で、こんな風になりたいなぁとキラキラした目でブログを読んでいたのを覚えています。今思えば、私がMBAに行きたいと思った最初の原点はこのブログだったのかもしれません。

 

当時を思い出して非常に懐かしくなり、物置の片付けもそこそこに、気が付くと本を読み返していました。

 

社会や仕事なんて何もわかっていない、大学生の時はただただ憧れで、ふむふむと読んでいたのだけれど、この歳になって読むと、また違った読み方が出来て、非常に良い刺激と学びを貰う。

 

こういうことがあるから、本って中々処分できないんですよね~。

(数えるのが嫌になる数の段ボール箱に占領されている物置を横目に言い訳してみる)

 

 

2.憧れの人に10年間でどれだけ近づけたのだろうか

                                        

今、私はアラサーで彼がこの本を出版した時と大体同年齢になった。実は、偶然にも彼と同じ28~30歳手前と同期間、海外MBAで過ごすことになった。

 

そして、今ふと思う。

当時の彼と同じアラサーになり、この10年間で私は憧れの彼にどれだけ近づけたのだろうかと。

 

中々頑張ったじゃんと、自分を褒めたい部分もあるし、まだまだだねと、自分を叱咤したい部分もある。(ちなみに、彼は留学前にすでに結婚しているので、そういう意味では全く近づけていないw)

 

今回、読み返して一番刺さったのは次の2文。

「信念と誠実さ、高潔さをもってビジネス人生を送ろう」

「キャリアについて、最初は迷ったけど今は著名ファームだとかブランドだとかに対するこだわりはカラッと無くなった。人生は一度切りしかない。だとしたら、ほかの人には真似できない、自分という人間にしかできない人生を歩もう」

 

折しも、今自分が大切にしているものと重なって、彼が歩いた道を自分は歩けてるんだなぁとうれしく思い、少しでも近づけた気がした。

そして、そんな自分を「やるじゃん」と少し褒めてあげたくもなった。

 

ただ、この十年余りで、憧れの人と、ただでさえ開いていた差が、さらにとんでもなく広がってしまってますので、また今後十年で少しでも近づけるように頑張らなきゃですね。

 

 

とりあえず、ぐだぐだ言う前に、まずは結婚して家族を作らなきゃ始まらないなと再度決心?した実家帰りでしたw

 

父と母よ、「孫の顔を生きているうちに見たいなぁ」とかそんなテンプレ的なプレッシャーを掛けないでおくれ。。。