アラサー男 30にして志を立てる

真面目に不真面目なことを考えるのってなんでこんな楽しいんだろう。

人事のプロだったらどうやって婚活面接をするんだろう

 

 

何回やっても何回やっても決められないよー(エアーマンが倒せないより)

 

ということで、今回は婚活の肝である面接についてです。

婚活面接を人事面接の視点で見て、どうやったら効果的に相手を見極められるのかについて考えてみたいと思います。

 

1:人事の見極める能力ってぶっちゃけどんなもんなの?

                                       

企業の採用面接において人事の見極め力は、ぶっちゃけどの程度のものなのか?

 

一般的に、採用した人が期待通りの能力を持っている確率は50%程度、トップクラスの人事でも70%程度と言われています。(MBA時代のケースを引っ張り出して読みながら)

逆に言うと、人を見るプロが判断しても、3~5割程度の確率ではずれを引いてしまう。いわんや、凡人をや。

 

なので、相手が期待通りの人かどうかについては、凡人が直感や本能で判断したら半分以上の確率で外れるという認識を持つべきだと思います。

そうなると、我々凡人が人の見極めをしようとした場合、何らかの武器を持つ必要があります。

 

2:コンピテンシ―面接とは?

                                       

私が武器としてよく使うのは、コンピテンシ―面接と呼ばれる手法です。

www.hrreview.jp

 

ざっくり書くと、曖昧に総合的に判断すのではなく、希望する特性・属性を持っているかどうかに絞って確認をしていくという手法です。

 

例えば、婚活でよくある「ありがとう、ごめんなさいが言える人」というのが分かり易い例ですね。

これは、相手を思いやれる特性を持っているかどうかを、素直に「ありがとう、ごめんなさい」が言えるかどうかで判断しようとするものです。

 

私の場合は結婚相手には「自立した大人の女性」、「目的意識をもって努力できる人」という特性を持っていてほしいと思っています。

なので、「自立した女性なら」、「目的意識を持っている人なら」こんな時どうするだろうという焦点を絞って観察するようにしています。

 

上記に関連するエピソードが話題に上がったら、失礼にならない程度に深堀して聞いていきます。

そういう風にしてから、「すっごく楽しかったけど、何となく合わないんだよなぁ」みたいな曖昧な感想で評価する事がなくなったので、個人的には結構使える武器だなぁと思ってます。

 

3:相手との距離感を意識する

                                       

ただ、そうは言ってもいきなり人事面接のように質問攻めにするわけにも行かないし、ある程度距離感を縮めなければ相手も本音を語ってくれません。

 

なんで、私は一回目のデートでは、とにかく親近感と信頼感を醸成することのみに集中することにしてます。

徹底的に共感モードになって、相手と自分の感情を合わせることに集中します。

また、自分の話も相手が共感しやすい話を慎重に選びます。

絶対に批判的な意見は言いませんし、過度な自分語りも避けます。

 

そして、ある程度仲良くなってから初めて、お酒でも飲みながら「○○についてどう思います?」と色々な話を振ってみることにしています。

 

まとめ:目的と戦略を持って挑む

                                       

本稿のまとめとしては以下の通りです。

・人を見るプロである人事でも3~5割程度は見誤る

・凡人は人を見る際に何らかの武器(例えばコンピテンシ―面接)を持つべき

・いきなり面接は失礼なので、まずは距離感を縮めてから

 

何事に対しても、無策で挑むのと戦略をもって挑むのとでは、やっぱり結果には雲泥の差が出ると思います。

女性に流行りの「ルールズ」なんかも、「愛してくれているかどうか」を図る一つのコンピテンシ―面接モデルと捉えれば、よくできた戦略だなぁと思います。

(個人的には、その時に愛されているか否かを図るだけでは、その後の関係持続性を保てないのであんまり好きじゃないですが、結婚だけを目的にしているのならば最適戦略の一つかも)

 

余談ですが、人事のプロを自認する、とある人材コンサルの方は、自社の採用をする際に少なくとも10回以上、しかも出来る限り複数人で面接をするようにしているそうです。

理由を聞いてみたら、人事のプロだからこそ、人間の見極め力には限界があることを知り尽くしているからだそうです。

だから、自分の主観バイアスを避けるためになるべく複数人で面接する。

そして、自分が間違っていたなら、それはそれでしょうがないと後悔しないレベルまで面接を重ねるんだと仰っていたのが凄く印象に残っています。

 

私も自分が後悔しないような意思決定をしたいもんです。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。