アラサー男 30にして志を立てる

真面目に不真面目なことを考えるのってなんでこんな楽しいんだろう。

結婚か独身貴族か、それが問題だ

こんにちは、今回は魑魅魍魎が彷徨い、欲望渦巻く婚活市場について少し考察してみたいと思います。

 

1.相手を探すには数をこなしてなんぼです

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私自身は恋愛工学の信者ではありませんが、交際相手を探すのに一番大切なのは出会いの母数(試行回数)を増やすことというのは、正にその通り!と思っています。

 

それも、結婚を考えられる程の女性となると、やっぱり意識して出会いの母数を増やさないと2~3年に一度出会うかどうかになってしまい、結構危機感を覚えます。

過去、仕事ばかりしていた時期を振り返ると「こういう人と結婚したいなぁ」と思えた女性は5年で2~3人程度しか会えませんでした。

でも、そういう人に限って、やっぱり既に結婚していたり、彼氏持ちなんですよね。

 

そもそも、婚活というのは経済学的な視点で見ると、実は非常に面白い商取引の形式だったりします。

・売り手(自分)が結婚できる相手は一人だけ

・なので、たった一人だけの一番高く買ってくれる買手(自分の満足度が一番高い相手)を探さなければならない。

・つまり、安い値段で買いたい人(満足度が低い相手)が何人いようが取引出来ない

・買手達から見ると、商品(自分)の価値は、一般消費財(食料品とか)と違い、買手の好みによって価値が激しく上下する性質を持っている

 

何が言いたいかというと、当たり前ですが自分を高く売るためには、当然買い手は多ければ多いほど良いわけで、試行回数を増やして数当たらないといけません。

そして、手っ取り早く買い手の母数を増やすためにはやっぱり婚活をするのが、とりあえずの最適解になるのだろうなぁと、自分は思ってます。

 

2.数をこなしすぎるのも問題

                                       

ただ、実際に異性とお会いしたり、食事したりするのは時間も掛かれば、男性ならお金もかかります。また、出会うために婚活パーティーに行ったり、相談所に登録しようものならそれだけでお金がかかります。

また、多くの異性と出会って、話して、結婚できるかどうかを検討するのは精神的にも消耗していきます。

 

つまり、試行回数=コストになるので、いくら母数を上げるためといっても、際限なくコストを払っては意味がありません。

試行回数がある一定量こなせば、自分の商品価値が大体わかるはずなので、どこかの時点で覚悟を決めて取引を行うか、もしくは満足度が基準にどうしても達しない場合は取引(結婚)そのものをを行わず独身でいることを意思決定しなければなりません。

 

まとめ:なんだかんだで最後はエイヤー

                                      

まとめとして、結婚の価値を以下のように定義してみたいと思います。

 

結婚の価値=結婚の満足度ーコスト(試用回数)

 

上記から、合理的に考えればできうる限りコスト(試用回数)を抑えつつ、満足度の最大値を達成できる均衡点を見極めなければなりません。

 

勿論、譲れない点は妥協せずに婚活はすべきですが、月日を掛ければ掛けるほど結婚の価値が最終的に下がっていく事は意識するべきだと思います。

特に、気を付けなければいけないのはサンクコスト(埋没費用)の捉え方です。

 

これは、人間は概して婚活が長期化した場合、結婚の価値を維持するために、コストを掛けた分だけ結婚の満足度に対する期待値が上がってしまう傾向があることを意味します。

 

分かりやすく言えば、5年も婚活してるんだから最高のお相手を見つけないと気が済まないわ状態に陥っている人のことです。

 

また、長く婚活をしていると最大値バイアスが掛かることも留意しなければなりません。

これは、人間は過去にあって来た人の中で一番満足値が高かった相手を基準にして、ほかの人を比べてしまう傾向があるという事です。

 

これまた分かり易く言えば、「この人よりも、前に良い感じになりそうだった○○さんの方が素敵だったわ」状態に陥っている人の事です。

 

結論としては、ある一定の回数をこなして、大体自分のお相手のレベルが分かった時点で、妥協するか、いったん撤退して自分の価値向上に努めるかの見極めがすごく重要だと思います。(これがむつかしかったりするのですが・・・)

 

 

結婚すべきか、独身貴族でいるべきか、それが問題だ・・・